2008年8月アーカイブ

団塊おじさんには、四国八十八カ所のあちこちで、ベテランのお遍路さんが納経している、般若心経の声をしっかり聞くことから始めました。そして、般若心経の本に書いてある漢字の区切りと、納経して発音している声の区切りが一致していない事に気がつきました。例えば

団塊おじさんは四国八十八カ所の霊場をまわりながら、ふとある時、ご本尊が安置されている本堂で熱心に般若心経を読経して納経しているお遍路さん家族を見て考えました。

小さなまだ幼稚園の年少組くらいの女の子が、お父さんお母さんと一緒に般若心経を大きな声をだして納経しているのです。

団塊おじさんは墨書されたお軸の乾燥にドライヤーを使わない方法をご住職に聞きました。
「簡単ですよ、昔から天日乾燥が一番と言われています。」

「天日乾燥されたお軸は、表装してもいつまでも絹の光沢を失わず、ニカワが練りこまれた真っ黒な墨はいつまでも黒光りの光沢を放ち、永く四国八十八カ所のご本尊様が生き生きとご自宅の床の間にいていただけるものとなります。」

「ただし、天日乾燥といっても直射日光に長く当て続ける事は、決してお軸のためにはよくない。
すべての事は、ほどほどが良い といわれているのももっともなことです」

ということは、どうすればよいのですか?
思わず団塊おじさんはご住職にお聞きしました。

団塊おじさんと納経所にドライヤー不要論を展開するご住職の話は続きます。
ご住職はおっしゃいました。

「お軸の布は正絹です。お蚕様の口から出た糸を紡いだ絹はいつまでも光沢を失わない。絹は生きています。その絹にドライヤーの熱風を当てたらどうなると思う?」

「例えば、君の皮膚にドライヤーの熱風を当てたらどうする?」「熱いといってすぐにドライヤーを身体から離すだろう。そのままではやけどしてしまうからね」

団塊おじさんは四国八十八カ所でさまざまな体験や経験をしています。それは現在も進行中です。
これからお遍路に行かれる方、あるいは現在進行形の方へのお知らせです。

ある札所の納経所でのご住職のお話です。初めて札所を回り始めた初日のことです。団塊おじさんは納経所の周りをキョロキョロ探し物をしていました。

どこの納経所にもあるはずのお軸を乾かすドライヤーがないのです。「うちはドライヤーないよ」   「なぜだか判るか?」

団塊おじさんの世代は形を大切にします、霊場に到着してからの参拝の手順を詳しくお話しましょう。


 


 

団塊おじさんの四国八十八カ所の霊場巡拝の話は、よくある霊場案内や自分がいかに苦労して回ったかなどといった、紀行文形式ではありません。

そこは団塊の世代です。まず形を大切にします。従って、お軸のお話から表装にまで話が飛んだり、納め札の色のお話など「形」を中心にお話をしてきました。


今日は参拝の仕方、形についてお話をします。ものには順序があるのです。そしてそれを一番体感したのが、団塊おじさんでした。

団塊おじさんは当初四国八十八カ所遍路旅をした時の納め札の色は「白色」でした。納め札とは、霊場の本堂と大師堂に参拝したしるしとして、予め自分の名前と住所を書いた札を納札入に納め入れる札のことです。

納め札に書く住所や名前は、現在では個人情報としてその取り扱いが厳しくなっていますが、団塊おじさんの場合はせっかく参拝するのですから、ご本尊さまにもだれが参拝したのか知っておいて欲しいと思い、詳しく住所、氏名を書いて納め札を入れる箱に毎回入れています。

団塊おじさんの四国八十八カ所の最初の遍路から20年が経過しました。今ではライフワークとして、最低でも一年に一回りはするようにと心掛けています。

遍路の持ち物のお話は昨日で一旦終わるとして、今日はお遍路さんの「あし」のお話をしましょう。あしといっても足ではなく、交通手段としてのアシのことです。ほとんどのお遍路さんはマイカーやバスツアーを利用して札所めぐりをしています。

団塊おじさんは四国八十八カ所をまわって納経軸を完成させ、表装した掛け軸を桐箱に入れて大切にしまってあります。

四国八十八カ所の掛け軸の大きさと、西国三十三カ所の掛け軸の大きさが違うことは皆さんご存知ですよね。当然それぞれのお箱・桐箱の大きさも違います。

団塊おじさんと京都の老舗表具師のご主人との話しは続きます。
『安物はせっかく正絹の良い材質でも、一度台紙に貼り付けたらもうはがす事はできやせん』
どういうことですか?と聞くとつまり

納経された巻紙の材質が正絹であっても、それを掛け軸として表装するときに貼る台紙が安い洋紙だと一見素人には見分けがつかないというのです。

 
団塊おじさんの納経軸を掛け軸に表装してもらったときの、京都の老舗のご主人との話です。
「せっかく何年もかかって、やっと出来た納経軸です。

 

これから末代まで大切にされるに値するお軸にさせてもらいます。」「お願いがあります。出来上がりがいつだ?とか、お金はいくらや?とか、一切聞かないで下さい」「私らにもわかりません」            

 

な~んて、なんとすごいことを言うご主人ではないかと思いました。

団塊おじさんからの四国八十八カ所巡拝用品購入時のアドバイス。
納経軸(掛け軸)は八十八ヵ所を全部まわり、高野山にお礼参りを済ませた後 ほとんどの人は納経軸を掛け軸として表装します。

従って納経軸を買う時は、表装された掛け軸を自宅の床の間に掛けた様子をイメージしてみてから、購入するようにしてください。

団塊おじさんは四国上陸への最短ルートとして、明石から淡路島岩屋へ渡り大鳴門橋を通るコースを取りました。平成元年8月10日のことです。全長3911m、中央支間の長さ1991mの世界最長の吊り橋である明石大橋の開通は平成10年4月(1998年)まで待たなければなりません。

当時は明石フェリーしか淡路島に渡る交通手段はなかったのです。ちなみに瀬戸大橋の開通は昭和63年4月(1988年)のことです。

今まで上司が仕事の指示や注意を細かくしていたことを、今度は自分がする立場になったのです。もう、誰も団塊おじさん(当時はまだお兄さん?)に注意や苦言を面と向かって言ってくれる人はいなくなってしまいました。

ますます忙しくなる毎日の中でふと考えました。お山の大将になってしまってはいけない。注意してくれる人がいないからといって自分に甘えるのではなく、注意されないように自分自身をこれから高めていかなくてはならない・・・。崇高な考えです。

団塊おじさんと四国八十八カ所の出会いは、20年前の40歳の時に遡ります。いや正確には22歳の4月に就職を控えた昭和46年春2月のことです。学生生活最後の思い出に四国八十八カ所を歩いて回ることを計画していました。
団塊おじさんは昭和23年生まれのねずみ年、今年12月で還暦を迎えます。会社に就職し、結婚をし、自宅を住宅ローンを借りて購入し、子供が生まれ、子供を育て、子供が結婚し、孫が産まれ・・・。平凡な人生をつつがなく過ごしてきました。そんな

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