四国八十八カ所の参拝手順の秘密
団塊おじさんの四国八十八カ所の霊場巡拝の話は、よくある霊場案内や自分がいかに苦労して回ったかなどといった、紀行文形式ではありません。
そこは団塊の世代です。まず形を大切にします。従って、お軸のお話から表装にまで話が飛んだり、納め札の色のお話など「形」を中心にお話をしてきました。
今日は参拝の仕方、形についてお話をします。ものには順序があるのです。そしてそれを一番体感したのが、団塊おじさんでした。
何回か回っているうち、「般若心経」を暗通しました。覚えた事がうれしくて、札所に着くなり『観自在菩薩 般若波羅蜜多・・・・・』とやり始めました。でも、札所は大概お山の上にあり、急な階段を上って
『観自在菩薩 般若波羅蜜多・・・・・』と般若心経を唱えても、ハアハアいって登ってきたばかりなので、息が切れて、お経を唱える事が出来ません。
今から考えると修行が足りませんでした。知ったかぶりの般若心経を本当にご本尊にお唱えする為には、何より参拝する心を落ち着ける事が大切だったのです。
山を登ってきた心を落ち着かせるために、昔から言われている参拝の方法として、まず手水を使い、おローソクに火を灯し、お線香をあげる、という参拝手順?があります。
このような参拝の手順を一つずつ心をこめてしていると、それが終わる頃ちょうど、ハアハアしていた呼吸が不思議と整えられてくるのです。
ものには順序がある とは本当によく言ったものです。知ったかぶりをしてご本尊に乱れた呼吸のまま般若心経を奉納しても、きっとご本尊さまは「せっかちなお遍路さんやなあー」と思っておられたに違いありません。
若気の至りでした。年とともに丸くなり今では、ゆっくりと参拝手順を一つ一つこころをこめてご奉納しています。みなさんは参拝手順どうされていますか?
こころは青春の団塊おじさんでした
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