NO65 お医者さまから 「話があります・・・」
団塊おじさんの90歳の父親はお医者さまの懸命の治療で何とか危篤状態を脱する事が出来ました。心配そうに危篤の電話で駆けつけてくれた身内も、一安心してくれました。
一夜明け小康状態を保つ父の姿は、昨日までとは一変していました。口から酸素が常時吸引され、ベットで眼を閉じている様子は、明らかに病状が一歩進んだ事をあらわしています。
お医者様がお話があるといわれました。
「入院させて、呼吸を確保させる為に『器官切開』をして、人工呼吸器を装着させることも可能ですが、その場合、本人の意識が回復しても、まったくしゃべる事が出来なくなってしまいます。」
「いずれ酸素吸入は鼻からするようにしますが、本人が話をする気持ちがあれば話をする事が出来るようになります」「私は、器官切開をして話を出来なくするよりも、自然に枯れていくほうが良いのではと思いますが・・・・」とお医者さまが言われました・・・・・。
「ただし、本人に苦痛が生じたりした場合は別ですが・・・・・・・・・」
お医者様の治療方針は家族の気持ちを重く考えていただいたものでした。
「よろしくお願いします。」全幅の信頼をお医者様に寄せて、90歳の危篤状態を脱した父親のこれからの治療をお願いしました。
末期医療は、家族がまず「末期を迎えた医療をどうして欲しいのか」という考え方を持つべきだと思います。医者は家族の考えをまず確認します。
患者をどうして欲しいのか? 家族にわからない事が医者にわかるはずがありません。現実に本人が意思表示を出来る状態であれば、患者本人が自分の医療をどうして欲しいか意思表示をすれば良いのですが・・・。?
大概の場合、本人は自分で意思表示できない状況下に置かれています。だから、家族がしっかりと本人に代わって、本人が希望するであろう医療のやり方を医者と話し合わなければなりません。
そのためには、日頃本人が元気な間から、お互いに自分の末期についてどうして欲しいのか、その考え方をしっかりと話し合っておく事が大切かもしれませんね。
こころは青春の団塊おじさんでした
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