NO73 勤め上げた父の会社から 弔電


団塊おじさんの場合、90歳の父から常日頃から「わしが死んだらな・・・・」といろいろな事を聞かされていました。例えば、父の勤めていた「会社への連絡をすること」です。

子供達が現役の場合、子供達の勤務先へ連絡するのは当然ですが、「亡くなった人が55歳まで、又は60歳まで勤めていた会社。しかも、30年も前に退職した会社に・・・迷惑やろなあ~」と。

皆さんの場合は、「30年も前に退職した会社」に死亡の事実を連絡されますか?それとも60歳まで40年間勤め上げた会社に連絡なんかされませんか?


団塊おじさんの場合、父から常々言われていたこともあって『コト』が起こって葬儀社、檀家寺、親戚の次に半信半疑で父の会社に電話をする事にしました。

でもどこに電話をすれば良いのか、父が30年前まで勤めていた会社の電話番号までは聞いていません。
父が勤めていた会社は新聞社で大阪に本社があることだけは知っています。

自宅で購読しているその新聞の題字下に書かれている大阪本社の大代表の電話番号に電話をかけました。「はい、○○新聞社です」「あの~う、父が亡くなって・・・。以前に父はそちらの○○新聞で働いていまして・・・」

「わしが死んだら、新聞社に電話してくれ・・・。ということを、かねがね言われていましたので、電話しました」「???・・・」。 でもさすが大新聞社の電話交換手です。

「それは、ご愁傷さまでございます。担当の係りと替わりますのでしばらくお待ち下さい」。おっと今日は土曜日です。どの会社?も休みなのに・・・と思うのは団塊おじさんレベルの会社の話、

「お待たせしました。ご家族の方にはご愁傷さまでございます。」「ところで、お父様はいつまでご勤務でしたか?、最終の勤務はどちらでしたか?・・・」聞かれて当然の質問です。

父から常々話を聞かされていたので、スラスラと担当者からの問いに答えました。
「お供花、ご香料、は恐れ入りますが、お供えいただいて、領収書の宛名は・・・・・」

父の30年前に勤めていた会社に電話をしてよかったと思いました。子供の勤めている会社の常識で判断するのではなく、父の勤めていた会社の常識で判断すべきであるのでした。

父の生きてきた証しとして、父の30年前に勤めていた会社から丁重な弔電が5通も届きました。
新聞社の社主、代表取締役社長、大阪本社代表取締役、旧友会一同等、

告別式で読み上げる弔電の中に、子供達の会社からではなく、30年前に勤め上げ退職した父の会社からありきたりの弔文ではなく「あなたが礎を築いてくれた会社は・・・・・」

遺族にとっては、たとえそれが父の会社の弔電の決まり文句であると判っていても、何よりうれしいものでした。さすが新聞社です。表現がその場の雰囲気の的を得ている弔電でした。ありがたかったです。何よりの父の供養になったと思いました。

こころは青春の団塊おじさんでした

 

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プロフィール

ニックネーム
団塊おじさん
性別
団塊世代の男子
誕生
1948年(昭和23年生)
子年生
血液型
B型
趣味
格安ツアー、温泉、四国八十八か所巡拝、テレビのお守り
好きな言葉
義理・人情
コメント
還暦を過ぎた後も、年金受給年齢まで現役続行宣言をしています。団塊世代の身近に起こっている介護の問題や、これからの年金生活についても皆さんと一緒に考えて行きたいと思っています。
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