NO 180 7000円の現地オプショナルツアーを240円で行く方法
団塊おじさんは60歳の定年記念に「往復直行便で行く ゆとりのマルタ島8日間」ツアーに夫婦で参加しました。
今までの38年間のサラリーマン生活をなんとか無事に区切りをつけることができた事への自分へのごほうびと、珊瑚婚式まで添い遂げられた妻へのお礼の気持ちを、
夫婦二人の一つの記念として、退職金を使って何か私たち夫婦二人の思い出に残ることをしょうと思ったからでした。
妻の持病の腰痛が少しでも楽になればと思って、生まれて初めて飛行機のビジネスクラスに乗りました。ツアー参加料金はエコノミーの二倍しましたが、夫婦で記念になる旅行だから・・・と思いました。
そんなツアーですが、ゆとり??がありすぎで、よくあるオプショナルツアーが二つも付いているんです、一つは昼食付きの東部観光ツアーで13000円、もう一つは二時間で少し離れた城塞都市へ行くツアーで7000円。
ツアー参加者が10名でしたので、「6名以上でオプショナルツアーを催行します」と添乗員が言いました。
ツアー参加者の平均年齢70歳、最高齢75歳、最も若い参加者はなんと、私たち夫婦の60歳でした。
お年寄りたちは当然?オプショナルツアーに参加です、しかし、一番若い?私たち夫婦は、オプショナルツアーにはいずれも参加せず、自分達で少し冒険?をして現地の路線バスを利用して観光に行くつもりでした、
あと一組の夫婦(67歳)もオプションには行かずに、ホテルのプールで夫婦で泳ぐバカンスを楽しむということで、結局6名でぎりぎりオプショナルツアーは催行されました。
私たち夫婦は、7000円で行く城塞都市へのツアーを、現地の路線バスで240円で行くことに挑戦しました。
二人とも英語は全くできません。ホテルでもらった地図と路線バス表を頼りに、バスストップで手を上げて路線バスに乗り込みました。大冒険?の始まりです
私たちより先にバスに乗った人が、料金を先払いしていました。料金先払いは添乗員から聞かされていました。しっかり小銭を握り締めて、運転手さんにお金を渡しました。
「ツープライス オーケー?」
『二人分です、よろしいですか?』と運転手さんにいったつもりです。
私たち夫婦の後にも、バスに乗り込む乗客が待っています。しかし、運転手さんは笑ってくれません、心臓がどきどきしました。高血圧なのに???どうしょう???
運転手さんは、お金を押し返しました、何か言っています、何をしゃべっているのか判りません、地図を運転手さんに見せました、
「アイ ホープ ディス」『私は ここに 行きたい』
めちゃめちゃですが、単語が出てきません。度胸一本です???。
運転手さんはノウ ノウ といいました、私たちはバスから降りました、
待っていた次の乗客がお金を払って乗車した後、バスは出発していきました。
何が間違っていたのか? 考えました、
バス番号が違っていたのです。二桁の番号「70」番のバスに乗るはずが、そのバスは「701」番の三桁のバスでした。きっと途中までしか行かないのでしょう。
間違いがわかって、ほっとしたものの、バスストップには時刻表なんか、もちろんありません、ただ教えてもらった70番のバスが来るのをじっと待ちました。待つこと10分、しかし、その間、すごく長い時間のように思えました。70番のバスが来ました
握り締めていた小銭を運転手さんに渡して「ツープライス」というと、にこっと笑って切符をくれました。
地図を見せて「アイ ホープ ディス」『わたしは ここに いきたい』というと、オーケー とバスの後部に行くように手振りをしてくれました。
単語・英語は十分相手に通じたのです。
やったぁーと思いました。後から考えると、前のバスの失敗は、渡したお金が多いので運転手さんが、何処まで行くの と聞いてくれたのだと思いました。
しかし、バスの番号さえしっかり見ておけばよいというのではありませんでした。
この国では「次は○○でーす、お降りのお客様はバスが止まるまでお座席でお待ちください、・・・」なんてアナウンスは一切ありません。
この国では、降りたいところの近くまで来たら、近くのひもを引っ張り、降りる合図をすれば、バスはバス停で徐行してくれます。乗る客がいる場合は完全停車してくれますが、降りる客だけの場合は、徐行している間にバスから飛び降りるのがフツーらしいのです。
だから、乗った客は、自分の降りる停留所付近を知っていないことには、運転手さんに、合図を出すことはできません・・・???。
「そんな話、添乗員さんなにも言ってくれなかったよぉー・・・・・・」
どうしたら、目的地で降りることができるのか?、バスはエンジン音も快調に走り続けます。
見知らぬ風景が車窓から流れていきます。路線バスで片道一時間近くはかかると思っていたのですが、時計を見ながらいつの間にか二人とも眠ってしまいました。
大きな声がします、眼を覚まして、前方を見ると、運転手さんが手招きしてここで降りろといっているようです。あわてて二人で「サンキュー」といってバスから飛び降りました。どうやら目的地に到着したようです。やったぁー。
バスの進行方向へ歩き出すと、後ろから大きなクラクションが ブー・ブー となります。また、何か忘れたかな? と思って振り返ると、運転手さんが手招きで、前と違う 君たちの目的の観光地は後ろへ行くんだよ といってくれました、
私たち夫婦は日本式に頭を何度も下げて、お礼を言ってバスの後方へ進みました。
でも、何故?、運転手さんは、私たちの降りる場所が判ったのでしょうか?
それは、バスに乗るときに、目的地の地図を見せて「アイ ホープ ディス」と運転手さんに言ったのを、運転手さんは覚えていてくれたからでした。
現地の言葉が全くわからなくても、言葉は話せなくても、バスの運転手さんと、十分意思が通じたことに、夫婦揃って喜びを感じました。
小さなことかもしれませんが、伝えたいことを一生懸命、伝える努力をすること、
相手が何を伝えたいか、一生懸命それを理解しようと努力をすること、
家庭でも、仕事場でも、サークルでも・・・大切なことですね。
というわけで、現地の路線バスを利用した冒険?旅行はまだまだ続きます。
目的地「イムディーンの町は、街全体が世界遺産の城塞都市として、こじんまりとした、絵葉書の風景があちこちに広がるすばらしい街でした。
相続手続支援センター京都で頑張る こころは青春の団塊おじさんでした
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