NO 345 父の形見
毎日仕事が終わって帰宅する時、自宅に帰る前に近くの母親の家に寄って、昨夏亡くなった父の仏壇に線香を上げることが団塊おじさんの日課になっています。
寒くなっても、毎日定時の時間になると、85歳の母親は表の道路に出て、ひたすら息子が訪ねてきてくれることを心待ちにしています。
「もう寒くなったから、表に出ないで、家の中で待っていてくれないと・・・、風邪でも引いたら、大変やさかいに・・・」
「うん、そうやなぁ、そうする・・・」といいながら、毎日暗くなっても、表にでて息子の帰りをひたすら待つことを日課にしている老母です。
先日、その母が
「おじいちゃんの衣類を整理していたら、まだ着られる服があるんよ・・・、あんたもらってくれへんか・・・」
「おじいちゃんの服の中で、一番いい冬オーバーは長男にやってしまったから、もうないけれど、あの服は高価やったんやでぇ、○○万円位したんと違う?」
加齢とともに記憶力も衰えてくるものですが、母の場合、一部の記憶力はより鮮明になってきているようです。
秋冬ものの衣服の入れ替えをしていて、もう着ることのなくなった父の服を「もったいない」からと、サイズが合わない子どもに「まだ着られる」という老母の気持ちは察するに余りあります。
といっても、サイズが合わない着られない服をもらっても、それを収納しておくタンスもスペースも我が家にはありません。
『父の形見』をもらうべきか、老母を傷つけずに着られない父の形見服をどうすれば断ることが出来るか・・・
悩み深い秋の夜です。何かよい知恵があれば教えていただけませんか?
相続手続支援センター京都で 遺言相談と相続相談で頑張る こころは青春の団塊おじさんでした
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