NO 349 夢破れし者へ 挫折を糧に人生に再挑戦を!
島根県隠岐郡海士町の海士町役場から、小包と一通の封書が届きました。
海士町が主宰・運営する「海士ファン・バンク」を通して、乏しい資金で町おこしのために島に移住して頑張る若者達に、
全国のふるさと地域応援者が海士町の保証のもとに、資金を貸し付ける制度に賛同して、出資していた資金の当初契約からの、条件変更の可否伺いについてでした。
「拝啓、朝夕めっきり冷え込む頃となりました。(中略)
平素より、海士ファン・バンクの運営にはご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、突然の報告で恐縮ではございますが、実は海士ファン・バンクの契約相手方の借主であります○○氏が、先般○月末を持ちまして、いわがき養殖漁業を断念し○○へ引越しをいたしました。
断念した主な要因として、集落内でのいわゆる 田舎流のご近所づきあい などが都会育ちの○○氏夫婦にとっては大きなストレスとなり、(中略)・・・
町としても、これまで度々相談に載ったり、アドバイスを行ってきましたが、残念ながら○○様(団塊おじさんのことです)に対し、ご迷惑をおかけする結果となりました。誠に申し訳なく、ご報告方々お詫び申し上げる次第でございます。つきましては・・・」
(後略)
要するに、一年発起して、起業家としての夢と希望を胸に、島の役場(資金)や、地元の人達(技術・ノウハウ)のバックアップを受けて、島(ハード面)に移り住んだものの、地元の人達とのコミュニケーション(ソフト面)が思うようにならず・・・、
その結果、自宅に引きこもるようになり・・・、夢破れ、起業を断念して、島を離れてしまったので、ハード面を統括する行政側としては、
海士ファン・バンクの契約出資者である団塊おじさんに、契約を解除するか、新たな生産者に条件変更をして契約を続けるかどうかの意思確認を調査する封書でした。
先日、この夢破れた若者とは電話で話をしたところでした。「あと2年ほどでいわがきが収穫できます。きっと送りますから、待っていてください・・・」と頑張っていた様子だっただけに、決して他人事とは思えません。残念です!。現実は厳しいですね。
都会からUターンや、Iターンで島に移住する若者達の、夢が挫折した原因が、起業や事業本体にかかわることであれば、まだ「君の事業に対する考えが甘かった・・・」と反面救いもあるのですが・・・
挫折の原因が、若者が一念発起して取り組んだ事業そのものではなく、夢を抱いた若者の性格からくる、こころの部分であっただけに・・・、
一方、起業を目指して島に移り住んだ若者達を迎える、地元民達の期待も大きく、集落を挙げて全面協力・支援の気持ちで、若者達と接していたであろうだけに・・・お互いの気持ちが通じ合わなかったことが残念でなりません・・・・・・。
もし、起業を断念して島を去った若者の挫折に、誰かの「責任」があるとすれば、それは誰にその責任があると考えたらよいのでしょうか?
島起こしのために、自らの労力を提供して、島に移り住もうとした若者でしょうか?
島の発展のために、自分達が積み上げてきた、ノウハウを提供しょうとした地元民でしょうか?
あるいは過疎化が進む島の将来を憂い、島を活性化するために制度を企画した行政でしょうか?・・・
夢破れて島を去った、若者が、島での経験を生かして、ひとまわり大きくなって、再び人生に挑戦してくれることを、
そして若者の前途に明るい未来がきっと待っていてくれることを、
そして挫折から立ち直った夫婦が幸せな人生を歩んでくれることを、願うばかりです。
相続手続支援センター京都で 遺言相談と相続相談で頑張る こころは青春の団塊おじさんでした
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