NO 359 遺族年金制度廃止についてのアンケート調査
日本の空にJALの翼を飛ばし続けるために、政府による公的資金の注入や、金融機関の債権放棄、OBに対する企業年金の減額などが取りざたされています。
先日、昨年亡くなったおじいちゃんの会社から一通の手紙が届きました。
おじいちゃんは今はやり?の企業年金をもらっていましたが、その企業年金について今夏に実施されたアンケート調査の報告とお願いでした。
実は、おじいちゃんが昨夏亡くなってから後、今度はおじいちゃんの配偶者であるおばあちゃんに、金額はほんのわずかですが、企業から遺族年金が支給されるくるようになっていました。もちろん公的年金である遺族厚生年金とはまったく別の企業年金です。
従っておばあちゃんはおじいちゃんが亡くなってから、遺族厚生年金とは別に、勤めていた会社独自の遺族年金も合わせて受給する年金環境で生活をしていました。
もちろんおじいちゃんと一緒に生活していた時から比べると、年金金額は大幅に減り生活環境は見直さなければならなくなりましたが、反面、二人で生活していた生活費が一人になる分だけ少なくてすむメリットもありました。
そのおじいちゃんの会社が今年の夏に行った遺族年金受給者にアンケート調査とは、
次のような二つの質問でした
Q1 遺族年金はどのようにお使いですか?
① 自分の生活に使っている
② 子供や孫のために使っている
③ 貯蓄している
④ その他
Q2 現役社員は遺族年金制度を廃止しました。すでに遺族年金を受けておられる皆様 に、会社が制度廃止への協力をお願いするとしたら、どのようにお考えになられ ますか?
① 年金を受け取る権利は放棄したくない
② 現役社員と同じように年金を受け取る権利を放棄しても良い
③ すぐには判断できない
④ その他
その結果が、今回手紙で送られてきたのです。律儀な会社ですね。
アンケート対象者のうち 84% の遺族から回答があったそうです。
<遺族年金に関するアンケート結果>
Q1 遺族年金はどのようにお使いですか?
① 自分の生活に使っている 88.3%
② 子供や孫のために使っている 1.3%
③ 貯蓄している 2.4%
④ その他 8.0%
Q2 現役社員は遺族年金制度を廃止しました。すでに遺族年金を受けておられる皆様 に、会社が制度廃止への協力をお願いするとしたら、どのようにお考えになられ ますか?
① 年金を受け取る権利は放棄したくない 54.9%
② 現役社員と同じように年金を受け取る権利を放棄しても良い 15.1%
③ すぐには判断できない 21.8%
④ その他 8.2%
遺族の一人当たり受給する年金はわずかでも、企業として支給する金額がまとまると、大きな年金支給金額になるようです。
そんな企業の懐具合を考えて、分かって欲しいと実施したアンケートでしたが、もらっている側としては、今すでにもらっている年金は、金額にかかわらず放棄したくないという結果で、会社はそれを正直に伝えてくれました。
老い先短い生活の中で、この先どんなことにお金を使わなければならないか、収入が年金だけの生活をしているものにとっては、不安で心細い心境にいます。
金額的にはわずかの年金であり、放棄してもたちまちの一人暮らしの生活には、困ることはないにしても・・・、でもやっぱりあったほうが良い・・・、というところが本音なのでしょう。
一方企業側としても、現役社員には、現在の経済環境から考えて、企業年金制度の廃止はやむを得ないと覚悟してもらうものの、すでに年金を受給し、かつ80歳~90歳の高齢者にまで、一方的に企業の論理を持ち込んで押し通すことは出来なかったのでしょう。
手紙には、このように書いてありました。
「現役社員と同じように年金を受け取る権利を放棄しても良い」とお答えいただいた方で、このアンケート結果を見ても引き続き年金辞退の気持ちにお変わりがない方は、年金辞退の「同意書」にご記入のうえ、ご返送をお願いします。
と書かれていました。さて、おばあちゃんはどうするのでしょうか???
相続手続支援センター京都で 遺言相談と相続相談で頑張る こころは青春の団塊おじさんでした
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