NO 519 預金金利・ローン金利、と自己責任
昭和40年代の後半に普通銀行としては画期的な新しい長期の定期預金として、当時1年6ヶ月の期間の定期預金が新しく発売されたことを記憶しています。
その1年6ヶ月の定期預金の発売当初の金利は「9.15%」でした。
それが40年余り後の平成22年の金利では、預け入れの金額や期間、また預け入れる銀行によってもそれぞれ異なりますが、ともかく低くなってしまいました。
例えば100万円を一年預け入れた場合の金利、最も高く金利をつける銀行は「0.700%」、キャンペーンなしの普通の銀行の金利では、100万円を一年間預けた場合の金利は「0.060%」となっています。
ということは100万円を一年間預けた場合、最も金利の高い金融機関で手取り5600円、普通の金融機関のキャンペーンなしの手取りは480円・・・う~ん、すごい!
何がすごいって ???
5600円 - 480円 = 5120円 も預け入れる銀行によって手取りに差がある・・・な~んて小さなことではありません。
昭和40年代の後半の1年6ヶ月の定期預金の預け入れ金利9.15%で100万円を預けた場合、手取りでなんと109,800円 う~ん、すごいっ!・・・
もちろん1年と1年6ヶ月の預け入れ期間の差はあるにしても・・・、それにしてもあまりにも違いすぎると思いませんか?、みなさん。
昭和40年代の後半と言えば日本列島改造論まっしぐらの時代です。当時に会社を退職して退職金を運用していた我々団塊世代より40年ほど先輩の諸氏は退職金の運用金利でウハウハの時代だったのでしょうね。???
そんな高金利の時代にめぐり逢えた人は幸せかって?、
いやいや、決してそうではないかも知れません。というのは・・・
当時銀行から住宅ローンを借り入れていた人の金利は10% を超えていたのですから・・・、家を購入するのに銀行から借り入れをした場合、借り入れ金利は相当生活費を圧迫していたのではと思います。
金利が高いと言うことは預金者にとっては良いことであっても、借り入れをする人にとっては相当きつい金利だったのではと思います。
ということは今、預金金利は小数点以下にまだゼロがつくほど小さくても、お金を借りる人にとっては、たくさんお金を借りてもその金利負担は少なくてすみます。
では、今は多く借り入れをしてもその支払い金利が少なくてすむ、債務者にとっては有利でお得な時代なのでしょうか?
今の時代、若い人が所得に反して分不相応な多額の住宅ローンを組むことは、結果的に借金地獄に陥る可能性が高くなるのではと老婆心ながら心配しています。
このように考えると、「金利」というものは預ける人の側にとっても、借りる人の側にとっても、いずれの側にとってもそのどちらにも自己責任が問われています。
相続と相続手続の総合サポート支援で、実績と実行力のある 相続手続支援センター京都 で頑張る団塊おじさんでした
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