NO 548 認知症の老親と向き合う生活
「あなたどう思う・・・、私、もうお義母さんと話するの嫌や・・・」
団塊世代の友人は2年前に父を見送り、現在86歳の一人暮らしの母親の面倒を見ているのですが・・・
毎日会社に出勤する彼にとって、実際に母の面倒を見ているのは彼の妻であり、記憶が瞬間蒸発状態の義母と接する事で彼女にストレスを感じさせて・・・
その妻のストレスの発散相手として、毎日帰宅した夫に、記憶が瞬間蒸発状態の母のその日の出来事をストレス一杯にぶつけられたのでは・・・、とてもとても
ということで、友人の話は続きます、
妻と、記憶が瞬間蒸発状態にある母との日常会話???
(お金の管理が出来なくなってしまったので、毎日財布の中身を確かめて妻がお金を補充しているのだそうです)
「お義母さん、財布にお金入れておこうと思うのですが財布は何処にあります?」
「ありがとう、財布あらへんか?」
「はい・・・、いつもお義母さんが財布入れているバッグ、どこにあります?」
「そのバッグ、このごろあらへんのや・・・」
「バッグあらへんって?、財布なかったら、お義母さん昨日の買い物どうしはったん?」
「??????」
実は母は財布がないので、小銭入れにあちこちに分散しておいてあるお札の中から一万円を取り出し、そのお札を折りたたんで買い物に行ったそうです。
大金の入っている財布はないままで・・・
探そうという気は本人には全くありません。
それで次の日
「お義母さん、財布一緒に探しましょう、財布無かったら困りますから」
「財布探すって?、私財布持ってるよ・・・」
「??????」
「お義母さん、きのう財布失くしたって言ってはりましたやんか・・・」
「いつも使っているバックも無いって、何処探してもないって・・・」
「きのうお義母さん、わたしにそう言ってはりましたやんか・・・」
「??????」
「そやさかい、わたし昨日は心配して・・・、さあ、財布とバッグ探しましょう」
「財布って、これと違うの?、私持ってるよ」
「えっ!、お義母さん、この財布何処に持ってはりましたん?」
「財布あらへんって、言ってはったんと違うんですか?」
「何処探してもあらへんって言ってはりましたさかい、心配してたんですけど」
「でも、有ってよかったですね・・・」
「??????」
結局、母の財布は何処から出てきたのか判らずじまいだったそうです。
妻は彼に財布事件の顛末を話した後、
『どう思う、お義母さん・・・、私、もう判らへん、何処までが本当で、何処までが記憶が無いのか・・・』
認知症の人の記憶は瞬間蒸発状態にあるとはよく言ったものです。
「あなたは自分の母親やから、お義母さんに甘いけど・・・、もう私ついていけへん・・・」
友人と彼の妻との夫婦の会話はまだ続くのですが、
毎日認知症の老親と向き合っている家族の大変な状態がよく判ります・・・。
彼の家庭って大変です!
まさか家庭崩壊???・・・う~~~ん、
さて、団塊世代のみなさん、皆さんのご老親の状態は?いかがですか?、
この話よりひどいですか?、それともまだまだ軽微ですか?
でも、老親の介護状態がたとえどんな状態であろうとも、元気で毎日生活してくれているだけで、うれしいと思うのは、わたしだけでしょうか?
ちなみに彼は来年に会社を退職するそうです。
彼の家庭はどうなっていくのでしょうか? 心配です。
相続と相続手続の総合サポート支援で、実績と実行力のある 相続手続支援センター京都 で頑張る団塊おじさんでした
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