「団塊の世代へのメッセージ」アンケート結果
調査の目的
団塊の世代の本格的な60歳定年時代を迎え、人生の先輩たちはどのようにしてこの生活環境が激変する人生の一大転機を乗り切ったのかということを「団塊の世代へのメッセージ」として高齢者の皆さんに聞いてみました。
| 調査テーマ | 「団塊の世代へのメッセージ」とは? |
|---|---|
| 調査実施日 | 平成19年4月1日〜4月15日 |
| 調査方法 | 無作為抽出法による郵送方法 |
| 調査対象 | 京都府内居住の60歳以上の男女 |
| 回答方法 | 無記名による郵送回答 |
| サンプル数 | 700名 |
| 回収率 | 33.29%(233名) |
アンケート結果の要約
至玉のアドバイスをまとめると、団塊の世代に贈る「定年退職後の夫婦心構え10か条」が出来上がりました。
定年退職後の夫婦心構え 10か条
- 第1条
- お互いの健康管理に心がける事
- 第2条
- お互いに自分の趣味を持ち、生きがいになる楽しみを持つよう心がける事
- 第3条
- お互いに地域の行事に参加して、近隣の人々と交流するように心がける事
- 第4条
- 今までの環境や地位などきっぱり捨てて、いつまでも過去を引きずらない事
- 第5条
- お互いの服装に興味を持って、おしゃれを楽しむゆとりを持つように心がける事
- 第6条
- お互いに言葉遣いに気をつけ、夫婦の会話を楽しむ時間を持つよう心がける事
- 第7条
- お互いに相手を思いやる気持ちを大切に、共に助け合うよう心がける事
- 第8条
- お互いに社会に関心を持ち、自分に出来るボランティアへの参加に心がける事
- 第9条
- お互いに自分のお小遣いを持って、些事に干渉しないように心がける事
- 第10条
- ・・・
そして最後の一条はご夫婦お二人で考えて「我が家の10か条」を完成させていただけたら、きっと素晴らしいご家庭が定年退職後に待っていると思います。
老後の生活資金として60歳で必要な資金
| 準備資金 | 3000万円 (52%) |
|---|---|
| 毎月の生活資金 | 20万円〜30万円 (85%) |
| 世帯の収入源 | 国民・厚生・共済年金 (54%) |
主なアンケート項目とその内容
老後資金として準備できていた金額はいくら位でしたか?
- 金額階層的には1000万円〜3000万円未満が全体の37%と最も多く、続いて500万円〜1000万円未満が26%と続いています。
- 男女別では、女性の二人に一人(53%)が老後の為の準備金額が1000万円未満と答え、中でも300万円未満とほとんど老後資金の準備が出来ていなかった人が、男性が3%(3人)であるのに対して、女性は20%(29人)と夫婦の間では男性中心の老後資金準備がされていた事が伺えます。
戦前・戦中派は堅実な倹約家の人が多いと言われますが、バブル時代や低金利時代に無理な投資をすることなく現役の間からしっかりと自分たちの定年後を見据えてこつこつと老後生活の準備をしっかりとしてきた世代である事がうかがえます。
例えば60歳でどの位の蓄えがあれば普通の老後生活ができると思われますか?
- 金額階層的には3000万円必要だ と考えている人が全体の二人に一人の52%と最も多く、三人に一人(29%)が5000万円必要と続きます 。
- 中には一億円必要だと考えている人も全体の2%ありました 。
男女別では男性の方がより高額の資金が必要だと考えているのに対して、女性は堅実派が多いようです 。
あなたの世帯で毎月いくら位の生活資金が必要だと思われますか?
- 毎月の生活資金として20万円と答えた人が全体の43%、30万円と答えた人が同42%と金額階層別では20〜30万が全体の85%を占めています 。
- しかし男女別での詳細は、20万円と答えた人が女性では男性より12ポイント多い48%、逆に30万円と答えた人は男性は女性より12ポイント多い49%と男性のほうが毎月の必要生活費は女性より10万円高くなっています 。
男性は現役時代の生活水準や給料水準を基準にしてこれからの老後の生活に必要な金額を考えているのに比べて、女性は夫の現役時代の生活水準から、頭を切り替え、生活費を見直したあとの実際の老後に生活資金必要額を考えているのではないでしょうか?
これから60歳の定年を迎える人に、老後生活への心構え・アドバイスとは?
- トップは1.健康管理32%、以下2.趣味を持つ23%、3.社会とのかかわり13%、4.相手をいたわる心12%、と続きます
- 男女別では、1.健康管理、2.趣味を持つ、は男女とも変わらないものの、三番目に心構えとして男性が「社会とのかかわり」を挙げているのに対して、女性は「相手の心をいたわること」を挙げています 。
定年後も男性は社会という外に視点が向くのに対して、女性は会社を勤め上げたあとは自分(相手)をいたわって欲しいと家庭に視点を向けているところが対照的です 。
定年の先輩よりのアドバイス(記述式)
- 職場仲間(同期入社、同期定年者)や学生時代の友人達とのつながりには積極的に参加する。(60代男)
- 健康管理(特にタバコ)はもちろん、男性は家事のことが分かっていないので妻の家事に対する理解を示すことが大切。(70代男)
- 仕事第一の生活からお互いを知る時期へと変わる努力が必要です。(80代女)
















