生命保険の受け取り
1 生命保険に加入しているかを調査
日本は生命保険の加入率が高いため、ご家族が亡くなった場合は、亡くなった方が生命保険に加入していたかどうかを調査することが重要です。
手がかりとして、生命保険の保険証券があります。
保険証券を見れば、どのような保険に加入していたのかがわかります。
保険証券が見つからない場合、通帳の履歴をチェックしてみましょう。
生命保険に加入している場合、何らかの形跡が残っている場合があります。
また、生命保険に加入しているかどうかを、ある程度一括して調査する方法もあるため、亡くなった方が生命保険に加入していたかどうか分からない方は専門家に相談しましょう。
2 生命保険の会社に問い合わせ
亡くなった方が、どこの会社の生命保険に加入していたかが分かった場合は、生命保険会社に問い合わせをしましょう。
生命保険の会社は、各社が所定の請求用紙を用意していることが多いため、死亡保険金の請求用紙を送ってもらう必要があります。
生命保険会社に問い合わせをする際は、保険証券の番号、亡くなった方の氏名などを伝える必要があります。
3 必要書類を集めましょう
死亡保険金の請求をするためには、相続が発生したことを証明する必要があります。
そのため、医師の死亡診断書や死体検案書が必要になります。
医師の死亡診断書や、死体検案書は、他の相続の手続きでも使うことがあるため、複数枚コピーを取っておくと安心です。
また、死亡保険金を請求する方が、受取人であることを証明するために、受取人の方の戸籍や印鑑登録証明書を求められることが多いです。
4 死亡保険金の受け取りの時効に注意しましょう
死亡保険金は、いつまでも残り続ける権利ではありません。
一定期間が経過すると、時効になってしまい、死亡保険金の請求ができなくなる可能性があります。
ご家族が亡くなったばかりだと、何かと慌ただしい日々が続きますが、できるだけ早い段階で、死亡保険金の受け取りの手続きを進めることが大切です。